東遊郭は岡山市を流れる旭川、後楽園や岡山城の下流に向かい合って浮かぶ2つの島のうちのひとつ、東中島新地にかつてあった遊里でございます。
東遊郭と西遊郭をまとめて中島遊郭(新地)とも呼ばれていたようですね。
全国遊廓案内では東遊郭には貸座敷約70軒、娼妓約400人、九州地方の女が多いとの記載。
更には「岡山は女に恵まれた處で、東廓の外に西廓をも持つ・・・」とまで書かれている。
現在の岡山は正直あんまり遊興地というイメージはないので意外です。
さてさて、
18切符で岡山駅まで向かい路面電車の岡山電気軌道に乗り換え、小橋停留所へ向かいます。
小橋停留所、中国銀行の建物が目を引きます。
東中島へかかるその名も「小橋」。
標識で隠れてますが岡山城も見えます。
東中島を入ってすぐ、いきなり艶めかしい物件が。
現在は住宅となってます、入口のちょっとしたアールがいいですね~。
ちょっと失礼・・・おぉ、現役時代の鑑識が。
料理店でしょうか、さすがに営業してなさそう。
かなり大きな建物、「富久屋」という看板が。
転業旅館でしょうか、こちらも営業はしてなさそうです。
富久屋を対岸がら眺めてみます、地下にも窓と出入り口があります。
東中島唯一の商店も営業してる気配はありません。
神社の跡でしょうか。
南端まで来ると新地堰のプレートが。
荒れた祠から主が出てきました。
仏頂面で寄ってきたけど、なんにも持ってないよ。
美容室だったのかなんなのか・・・無残な姿。
こちらは川縁へ「ぬけられます」
GOOGLEMAPを見ながらブログを書いてて気づいたんですが、路面電車の通っている道は山陽道なんですね。
その山陽道の北側にある蔵の裏側にもこんな物件が。
この島、風致地区なんですね。
場所柄、行政とも色々とあるんでしょうか・・・
確かに行政側からすれば防災上こんな場所に住宅があってほしくない気持ちもわからなくはないですが・・・
関係ないけど「たま電」発見。
この後、もちろんお隣の西遊郭にも足を運んでます。
なんとなく西遊郭を先に書くのが筋な気もしますが訪問順に書こうかと・・・
もしよければそちらもご覧ください。
【訪廓日 2017.01.07】