西遊郭は岡山市を流れる旭川にまるで寄りそう2艘の舟のように浮かぶ東中島と西中島のうち、西中島にあった遊里でございます。
全国遊廓案内では貸座敷約59軒、娼妓約350~360人とあり、隣の東遊郭と合わせるとかなりの規模の遊里であったと思われます。
当日は先に東遊郭を散策しているんでその続きから。
西中島と東中島を結ぶのが「中橋」。
西中島の北端、おそらく廃墟ですがすごい建て増し感。
遊郭跡地へ足を踏み入れます。
早速香ばしい物件が。
お好み焼き屋の看板がありますが営業はしてません。
ちょっとここは触れない方がよさそう・・・
この辺りの物件も当時の匂いがしますね~。
小路に入ると、とりわけ当時の雰囲気を感じられる空間が。
奥右側にある「ふくだ」。
綺麗に保存されてます、今も住宅としては現役のようですね。
東中島から眺めた図、素晴らしいです。
ふくだのお向かいにも妓楼があったんですが更地になってます。
一画の住宅。
玄関脇には丸窓も・・・
こちらは表側だけが洋風になってます。
お隣が更地になってしまって和風部分がむき出しになってしまったんですね・・・
っと、突然空き地に壁だけ残された物件が。
空き地にあった建物の内壁と思われますがなんの絵なのか・・・
足もとのステンドグラス?と石のタイルが特徴的。
よく見るとガラスも素敵やん。
こちらは赤線時代のものでしょうか。
新京橋の南側まで来ました。
普通の住宅っぽいけど、なんで庇がテントなのか・・・なにか妖しい店っぽく見えてしまう。
西中島の南端まで来ました。
立入禁止にはなってますがBBQとかしたら気持ちよさそう。
西中島と岡山市街地を結ぶのが京橋です。
路面電車が走っていてとっても風情があります。
現役時代は所謂「思案橋」のお役目をしていたんでしょう。
その後、京橋を渡り岡山駅まで歩いたんですが、岡山の繁華街田町のあたりもいい雰囲気で。
先があったんであんまり散策しませんでしたが、機会があれば一度ゆっくり来てみたいですね。
【訪廓日 2017.01.07】