今回の旅行も2日目。
早朝に博多旧柳町遊郭を散策したあと電車に乗り北九州市は八幡区にあった白川遊郭に立ち寄ることにしました。
JR鹿児島本線のスペースワールド駅で下車、目の前のコレは・・・東田第一高炉跡だそうです。
目的の白川遊郭はスペースワールド跡地の少し東側。
全国遊廓案内では八幡駅と枝光駅どちらで下車してもよいと書かれてますね。
戦前にはスペースワールド駅なんてなかったんですね、当たり前ですね・・・
同書には26軒、娼妓約270人いたと記載されています。
全国女性街ガイドには九州地域の冒頭で「北九州の女たちに美人は少ない」と書かれてます。
いやいや、僕が書いたんじゃないですよ。
さてさて今も白川町という地名はそのまま残っており、同名の交差点もあります。
白川交差点から東へ伸びる道、この先が遊郭・赤線のあった地域だったようです。
商店街には早速スナック跡と思しき建物、なかなかストイックな入口です。
屋根の形が特徴的。
右側の建物、当時は大きく屋号でも書かれていたんだろうか。
裏手の通り、大きな料亭っぽい建物。
商店街の奥、淫靡な路地を発見。
生活感も感じられないくらいに捨て置かれた感。
その昔遊郭があったのは商店街を突き当たったこの先からだそうです。
これは当時の門柱だったりでしょうか。
坂を上っていくとある壁に開けられた穴が特徴的な建物。
1階のガレージ、スナックかなにかの跡っぽい。
風格のある床屋さん。
こちらも転業アパートと云われている建物。
周辺にはこのようなアパートがけっこうあるんですが、その多くは転業されてのものなんでしょうか。
とっても気になる階段とその先の建物。
そろそろ疲れてきた中年の体に鞭を打って登ってみることに。
階段沿いのこの玄関、登った甲斐があったってもんですな。
階段上のほうの道、このあたりも遊郭・赤線だったようですね。
こちらも遺構と目されている建物。
反対側はすごいことになってます。
帰りは枝光駅まで歩くことに。
日本製鉄八幡製鉄所くろがね線、こんなの好きな諸兄もいらっしゃるかと。
八幡といえば言わずもがな製鉄の土地。
戦前戦後の成長期にはかなり発展していたようで、当時の白川遊郭も大盛況だったんじゃないでしょうか。
訪問日2019.09.04