玉ノ井の次に訪れたのが旧赤線地帯の鳩の街。
鳩の街は昭和20年5月、玉ノ井で戦火にあった業者4軒が向島洲崎町の一角に開業したのがはじまりと全国女性街ガイドに記載されています。
鳩の街は東武線曳舟駅が最寄り。
駅は現在改装中のようです。
曳舟駅周辺は東京のよくある下町風情、スナックも点在しています。
曳舟駅から歩くこと約5分、国道6号線の東向島1丁目交差点が鳩の街商店街の入り口。
鳩の街商店街の入り口付近、よくある道の狭い商店街って感じです。
奥へ進むにつれて雰囲気がそれっぽく・・・
端まで行くと立派な酒屋さん、土地柄かなり儲かったんでしょうな。
そのまま商店街を抜けると首都高速向島入り口付近へ。
さて、目的の赤線跡は商店街の東側裏手一帯。
著書「色街遺産を歩く」でも掲載されていた遺構。
せっかくなんで同じアングルで。
路地の奥には柱の丸みと腰下タイルが特徴的な建物。
路地愛好者には超絶たまらん雰囲気。
庇のアールに・・・
円柱形の柱。
お向かいさんもなかなかの丸みを帯びていらっしゃいます。
保育園の南側、青いタイルが残された建物。
そして鳩の街でも一番の存在感を誇る遺構。
ピンクと緑のタイルがすべてを物語ってます。
鳩の街は警察からカフェー調の建物にするよう指導されていたのだとか。
そんな鳩の街も残された遺構は少なくなってきていて「OFF LIMITS」と書かれていた有名な建物も取り壊されています。
現存する遺構もそのうち取り壊されるでしょう。
訪問日2018.12.21