広島市内の東遊郭にある一楽旅館。
岡山市にも東遊郭がありますが、こちらは広島市の銀山町周辺にあった東遊郭でございます。
当時は薬研堀や銀山町周辺は下柳町という地名だったそうで、全国遊廓案内では妓楼約40件、娼妓は約250~260人居るとあります。
そんな東遊郭にある一楽旅館に宿泊してきました。
外観、いかにもです。
いやぁ来てよかった。
横からの図、手直しはされてますがほぼ当時の意匠を残してます。
館内に入ります(快く撮影許可もいただきました)。
玄関、土間のデザインが凝ってます。
玄関脇に丸窓、保存状態が素晴らしい。
池を囲むように廊下があります。
中にもかわいい丸窓が。
こちらは舟。
階段、隅々まで凝ってます。
2階へ。
1階と同じく吹き抜けを囲むように廊下があります、洒落乙です。
2階には扇、
そして瓢箪。
僕が泊ったのは「萩の間」です。
松の間。
桜の間。
他にもありましたが宿泊されている方がいたもんでさすがに撮ってません。
6畳ほどの室内は質素な造り。
特徴といえば足元の小窓でしょうか。
さりげない演出ですねぇ。
さて、夜の街へ繰り出します。
少し歩くとバリバリの繁華街です。
中央横丁。
もちろん薬研堀の繁華街にも行きましたが、やっぱりうらぶれた地域に惹かれるんですね。
その割には晩飯はお好み横丁で済ませましたが・・・
そしてヌードの殿堂、第一劇場でストリップを勤しみ。
翌朝、改めて周辺を散策です。
一楽旅館の向かいにある美容院、渋いです。
それらしい物件もちらほらと残ってます。
素晴らしい意匠、旅館でしょうか。
ビルの谷間に水子地蔵があります。
魔法の解けた薬研堀。
一楽旅館、水回り等は綺麗に改装されているんでとても快適に過ごせる旅館です。
広島へ赴く際は宿泊の候補に入れてはいかがでしょうか、素泊まり限定ですがめちゃ安いです。
女性同士の宿泊客もいらっしゃいました。
ただ・・・
夜中、女性に肩を叩かれる夢を見てしまいました。
おまけに木製の窓を開けると硬くて閉めれなくなってしまい怖いわ寒いわで朝まで起きていました。
まぁ、これもいい思い出ですね。
もちろん幽霊が出るなんていうような旅館ではありません、あしからず。
気を取り直して下関へ向かいます。
訪問日2017.01.07
ぴよちゃん
有名なお好み焼きやさんがあるので行ってみたら並ぶ事になり、列の先にストリップ小屋があるので驚きました。遊郭の街だったんですね。隣町に住んでいますが夫婦で一度泊まってみます。この道からはぬけないで暫く彷徨って下さい。
en.
ぴよちゃんさん、コメントありがとうございます!
僕もストリップ小屋があるなんて衝撃でした~。
まだまだ行きたい場所がいっぱいあるんで暫くはさまよい続けます!