初ブログとなります。
とは言っても他所でもブログをしていて遊里関連のものだけ独立させようと新しく始めました。
初回は先日訪れた奈良県大和郡山市の東岡遊郭。
大和郡山市には戦前から遊郭が2つあってひとつがこの東岡遊郭、もうひとつは洞泉寺遊郭。
ふたつは歩いても10分もかからないような距離です。
全国遊郭案内によると、かつて東岡遊郭には揚屋が21軒、娼妓が190人在籍していたそう。
洞泉寺遊郭にも150人からの娼妓がいたそうなんで近辺はかなり栄えていたことが伺えます。
なんとこの遊郭、平成の世になるまで現役であったとかなかったとか・・・
最期は大変センセーショナルな摘発事件で色町としての幕を閉じたようです。
ちょっと歩くとカフェー建築的な建物が。
遊郭とは関係があるんでしょうか・・・
線路沿いから少し入った道にはスナックがちらほらと・・・
ここいらで一杯引っ掛けて遊郭へ向かったんでしょうね。
なんとも艶っぽい建物もちらほらと。
遺構かどうかは断定できませんが・・・まぁ関係ないことはないかな、と。
玄関の扉が壊れてるんで中が覗けます。
中はえらいことになってます。
玄関がカフェー調に改装された建物。
現在は賃貸物件となってます、みなさんいかがでしょうか?
お隣さんと上手くやっていければ、ですが・・・まぁ、頼もしくはありますけどね。
さきほどのタバコ屋の通りには2軒並んで。
どっちも廃屋となってます。
勿体ないというかなんというか・・・
(2019年追記:右側の建物は取り壊されています)
線路を渡った西岡町にもこんな物件が。
諸先輩方のブログにもあんまり取り上げられていないんで勝手な断定はできませんが・・・
それにしても変な空の色。
遊郭の南側は金魚の養殖場となってます。
東岡町にある郡山遊郭の遺構はその歴史的背景からか捨て置かれているように思います。
探索したときも周りの物件の取り壊し工事がされていました。
現在は新築一軒家が次々建築されていて近いうちに影も形もなくなってしまうでしょう。
寂しくもあるけどそれが儚くていいんですよね。
さて、次回は東岡遊郭の後に訪れた洞泉寺遊郭の記事を書きたいと思います。
ちょっとまだWORDPRESSに慣れないんでゆっくりと・・・っていうか誰か見るんかな、こんなん。
【訪廓日 2016.12.24】
田中
何とゆうべきか単に古風な奈良とは違う深遠な思いになる建造物の数々だと思われます。