長らく放置していた当ブログなんですが、今月に入って3年も昔の記録を突如アップロードしているのは新しい旅に出かけたからに他なりません。
今回訪れた遊里を書く前に平成時代の出し切れていない膿をここで出し切っておこうかと思ったまでで。
というわけで令和に入って訪れた初めの遊里はというと、九州は博多、新柳町遊廓と呼ばれた遊郭・赤線であります。
位置としては現在の遊楽地である中州から那珂川沿いを南へ約1キロほど、清州という地名のあたり一帯がそうだったようです。
全国遊廓案内では貸座敷42軒、娼妓520人との記載。
柳橋から見える料亭「三光園」、この裏手辺りが当時の新柳町遊廓の面影を残す場所となってます。
その中心と思しき場所が清州ロータリー。
一説ではこのロータリーに井戸があり、遊女が身を投げたとかなんとかで心霊スポットとしても有名なんだとか。
ロータリー脇に当時の面影を残す立ち飲み屋、そしてその隣の建物。
道を挟んで二丁目食堂、並びにも雰囲気のある建物があったんですが解体の最中でした。
三光園のほうに少し戻って・・・赤線時代のものと思われる建物。
こちらもおそらくそうではないかと・・
割と飲食店、スナックが多いのもその名残かと思います。
周辺のなんとなくそれっぽい建物たち。
ロータリーの南側は狭い道も多く、古くから残る木造住宅も多いです。
とてもいい路地。
路地の奥、ビルや住宅の隙間に埋もれた清川大黒天。
永い間この土地の歴史を見てきたんでしょうね。
新柳町散策のあとは中洲の屋台で一杯。
いかがわしい店には立ち寄ってません、あしからず。
訪問日2019.09.03