丸亀市にあった新堀遊郭。
全国遊廓案内によると、丸亀市は金毘羅参りの参詣人を乗せた和船の寄港地として栄え、自然と遊郭が生まれたと言われていると書かれてます。
遊樓敷18軒、娼妓76人という規模。
すぐ隣の福島遊郭と合わせると丸亀には娼妓200人近くいた大規模な遊郭があったんですね。
もしよければ前回の福島遊郭からの続きとしてご覧ください。
丸亀港、シンボル的存在の太助灯籠(江戸講中灯籠)。
全国遊廓案内にも「瀬戸内海に面し風光明媚、殊に夜は別格の情緒がある」と書かれてます。
昔は北側の埋め立て地もなくて瀬戸内海を一望できたんですね。
灯籠からすぐ、さんきち旅館。
道を挟んだ建物、ちょっとカフェーっぽくもあります。
おそらくここがメインロードの入り口だったんでしょう。
さんきち旅館の裏手。
豆タイルが敷かれてます。
通りにはそれっぽい建物も。
通りでも一際異彩を放つ「春駒」。
分かりにくいですが、3階建てになってます。
このアーチにタイルの色使い、言うまでもないでしょう。
今も残る旅館街。
当時からの建物でしょうか、玄関に縞のタイルが貼られてます。
1本南の筋にもそれっぽい建物。
路地に入るとカフェー調の建物を発見。
少し離れた場所にあったタバコ屋のタイル。
だいぶ剥がれてますが味わい深い。
更に北東に歩くと現れる謎の物件。
いったいなんなんでしょうね、コレ。
訪問日2017.10.7
きんちゃん
はじめまして。
コメントさせていただきます。
先週末、久しぶりに新堀へ行きましたが、
さんきち旅館も春駒も解体され、
更地になっていました。
さんきちは、旅館の他に酒屋もしていて、
幼い頃は、10円持って串刺しのイカを1本買いに行ったものです。
春駒は遊郭の後、間借りのアパートとなり約10年住んでおりました。
間取り図書けますよ。(笑
自分が暮らしていた場所が無くなっていた事は、
感慨深いでしす。
決して裕福ではなかった歴史ですが。